実質年率とは?実質年率の金利の計算方法:ローン返済方法の基礎

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実質年率とは?実質年率の金利の計算方法:ローン返済方法の基礎

この記事でわかること

  • 実質年率の計算方法
  • 実質年率方式のシミュレーション
  • アドオン方式とは

もくじ

実質年率方式は、いまやほとんどの消費者金融やキャッシング業者のカードローンで採用されている利息計算方法。自動車ローンの手数料や保証会社の保証料、さらには遅延損害金なんかも、この方法で計算されていることが多いんです。

ここではその計算方法を、わかりやすく、簡潔に伝授します!

そもそも、実質年率方式とか年利とかよくわからない…って方は、下にあるリンクに飛んで見てください。計算方式や仕組みまで、詳しく解説しています。

実質年率方式とは?
このページは、とりあえず計算方法だけ早く知りたい!という人のためのページです。

実質年率の計算式

たとえば、ある金融機関から以下の条件でお金を借りたとしましょう。
借入金額:A円

借入金利:B%

初めての返済月の日数:30日
この場合、初回の返済での支払利息額は、

A×B÷100÷365×30

となります。

その月の返済総額は、返済方式により元金返済の金額が異なってしまうため、実質年率方式だけではわかりません。しかし、支払い利息の金額は、必ずこの計算方法でわかります。

実質年率シミュレーション

実質年率シミュレーション
では、実際にキャッシング会社で借入したとして実質年率方式での利息計算をシミュレーションしましょう。借入条件は以下のように設定します。また、計算をわかりやすくするために、1ヶ月は30日、と仮定させてください。
借入金額:12万円

借入金利:15%

借入期間:1年(返済回数:12回)

返済方式:元金均等返済方式
「元金均等返済方式」とは、簡単に言うと借り入れ額を返済回数で割って、毎月定額の元本を返済していく、というものです。

「元利均等返済方式」と似ていますが、少し違うのでご注意ください。

詳しくはこちらからどうぞ。

元金均等返済方式とは? 元利均等返済方式とは?
今回の場合は、元金均等返済方式で返済期間が1年間です。つまり、12万円の12回払いですから、毎月返済日には1万円ずつ元金を返済していくことになります。

初回返済金額は?

さて、ここで本題の利子の計算です。

初回の返済にかかる利息は、

120,000×15÷100÷365×30=1479.452…
≒1480円


となるので、初回返済金額は
10,000+1,480=11,480円です。
端数の金額ってどうするの?

銀行などの金融機関によって異なりますが、基本的に借入の利子の場合は端数切り上げ、定期預金などの利息の場合は端数切捨てだと思っていたほうがいいと思います。つまり、常に損するほうです。金融機関だって少しでも多くお金が欲しいものですから。

また今回は10円単位での切り上げにしましたが、さらに切り上げて100円や1,000円単位の金額にすることもあります。こういったことは約款に記してあるはずなので、ぜひチェックしてみてください。

2回目の返済金額は?

2回目の返済額を計算するときに気をつけたいのは、借入残高が変わっているということです。

利息の計算は、

110,000×15÷100÷365×30=1356.164…
≒1360円


となり、返済額は

10,000+1,360=11,360円です。

全体的な返済の流れ

全体的な流れを表にするとこんな感じです。
支払金額 利息分 借入額
初回 11,480円 1,480円 110,000円
2回目 11,360円 1,360円 100,000円
3回目 11,240円 1,240円 90,000円
4回目 11,110円 1,110円 80,000円
5回目 10,990円 990円 70,000円
6回目 10,870円 870円 60,000円
7回目 10,740円 740円 50,000円
8回目 10,620円 620円 40,000円
9回目 10,500円 500円 30,000円
10回目 10,370円 370円 20,000円
11回目 10,250円 250円 10,000円
12回目 10,130円 130円 0円
合計 129,660円 9,660円
借入残高総額が減るにつれて、利息額がどんどん安くなっていっているのがわかりますね。各回返済額も減少していっています。

初回返済では1,500円近くあった利息が、最後の返済期日にはたったの130円になっています。

年間返済額は129,660円なので、滞りなく借金を返済できれば、支払う利息総額は1万円弱ですむということがわかります。

知っておきたい、アドオン方式

実は金利計算方式のなかには、毎月の支払額を一定にする「アドオン方式」というものもあるのですが、実質年率方式とはちょっと計算方法が違う曲者です。

「アドオン利率」などの文字を見かけたら、実質年率方式とは違うということを思い出してくださいね。

アドオン金利は、実質年率の利率より低い傾向にありますが、それは計算方法が違うからであって、決してアドオン方式のほうが利息額が安くなるということではありません。むしろ返済総額はアドオン方式のほうが高くなりやすいです。

「金利2%!」なんてうたい文句にだまされないようにしてください。何千万も借りるならまだしも、限度額数十万円の借入でローン金利2%なんてありえません、まず間違いなくアドオン率です。

ヤミ金などはこういった方法で消費者を獲得しようともしますから、きっちり確認するようにしてください。

詳しい説明は以下のリンクからどうぞ。

アドオン方式とは?
利息計算方法以外に、返済方式における違いもあるので、もし興味がある人は以下のリンクものぞいてみてください!

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