『ナニワ金融道』の名言集 ~登場人物のセリフ編(1)~「人間てのは どんなことにも慣れられるもんやで」

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1990年—-まさにバブル崩壊が翌年に控えていたこのタイミングに—-講談社の人気週刊漫画雑誌『モーニング』にて連載開始。

インパクト絶大な独特のタッチで描かれる、アクの強い登場人物や大阪を中心とした関西地区の街並み。そして何より、人間と金(借金)に関する因業深い世界を生々しく描き出すことで人気を博したのが、ご存じ『ナニワ金融道』(略称:ナニ金)です。

本作品のヒットは、共通した世界観をもつ『難波金融伝・ミナミの帝王』や『賭博黙示録カイジ』、そして『闇金ウシジマ君』といった後続諸作品が脚光を浴びる道を切り開いたといっても過言ではなく、まさにエポック・メイキングな存在であり、日本漫画史に残る出来事であったと言っても過言ではないでしょう。


作者・青木雄二氏は残念ながら2003年に逝去。しかし続編である『新ナニワ金融道』や行政書士事務所を舞台とした『カバチタレ!』、法律の裏をかく事件屋が主人公の『極悪がんぼ』・『激昂がんぼ』などが元アシスタント陣によって青木雄二プロダクション名義で発表されており、青木氏が生前に蒔いた種は確実に育っています

そしてもうひとつ、『ナニワ金融道』を語る上で欠かせないのは、人間の業や欲望、狡猾さ、愚かさ、そして時には真理といった事柄に関する「名言」が、多々登場する点です。これには、著者・青木雄二氏の人生観や信念、経験などの影響が強く現われているとのこと。とりわけ社会主義への傾倒や労働者の立場からの資本家への批判といったものがベースになっていることでも知られます。

そこで本記事は、『ナニワ金融道』の名言を特集。その第一弾として、劇中にて登場人物たちによって発せされた、借金やお金に関する名言について取り上げ、その言葉が持つ意味について詳しく、掘り下げていきたいと思います。「人はなぜ借金をしてしまうのか、借金しないためにはどうすればいいのか、借金してしまった場合どうすべきか」多くのヒントを与えてくれると思います。

まずはおさらい、『ナニワ金融道』のあらすじ

舞台はその作品名の通り、大阪をメインとした関西地区。勤め先の倒産の憂き目にあった主人公の青年が、いわゆるマチ金と呼ばれる消費者金融の一員となり、失敗や悩み、葛藤を繰り返しながら成長していくというもの。単行本は全19巻にまとまっており、度々SMAPの中居正広主演でテレビドラマ化もされています。

主人公が対峙するのは、さまざまな理由で借金を背負うことになった人たち。人間の欲や業、愚かさ、したたかさといったものが、ふんだんに描かれています。

とりわけ、それまでまっとうな人生を送ってきた人たちが、連帯保証人になってしまうなどのきっかけで暗黒の人生に転落してしまうというケースが多く描かれており、決して他人事には思えない怖さ、教訓というものを感じさせられます。

『ナニワ金融道』、主要登場人物についても復習しておきましょう

■灰原達之
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いわずもがなの本作の主人公。勤め先の印刷会社(ドラマ版では焼肉店)が倒産し、再就職先として金融業を志望するものの、前職場の社長の頼みにより金融機関からの借入を行なっていたため、行く先々の金融業者からけんもほろろの対応をされることに(この時のエピソードが、後述する名言のひとつになっています)。しかし、これが最後と出向いた「帝国金融」にて、いきなり「追い込み」(借金取立てのこと)の現場を目の当たりにしたことで、金融業を自分の天職と決意数々の葛藤や裏切りを経験し成長を見せるものの、情に流される甘さも捨てきれないという人間味も持ち合わせています。

■桑田澄男

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帝国金融のベテラン社員。灰原の入社当初は教育係を努め、物語中盤以降は灰原とコンビを組むことに。外見は出っ歯でパンチパーマ、言葉づかいも荒く、まるでその筋の人間のように見えるものの、灰原への面倒見はよく、ひょうきんさを垣間見せることも。その一方では、貸付金の取立てにおいては非情なまでの行いや、公文書偽造の教唆、保証人の女性をソープに売るといったことも、平然とこなします。また灰原が失敗した時にも、容赦なく責任を負わせるという徹底ぶり。「最高裁判所の裁判長かて、そら払わなアカンていいまっせ」が口癖。

■金畑金三
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帝国金融社長(ドラマ版では金子高利という名前に)。金融業界の酸いも甘いも知り尽くした大ベテランであり、人脈の広さもかなりもの。温厚な性格ながら決して情に流されることなく社員をコントロールしており、強いカリスマ性の持ち主。灰原が出過ぎた物言いをした際に、珍しく怒りを顕にしたことも。その一方で、灰原を自らの後継者のように諭すといったシーンも。厳しくも頼れる上司として描かれています。

ではいよいよ、ナニワ金融道の作品中において、登場人物たちによって語られた名言を見ていきましょう。

「金を貸すか貸さんかはこちらの勝手や  金融業とはそういう考え方で成りたっとんのやで」

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これは第一巻の第一話に出てくるセリフ。勤め先の倒産を機に、灰原が蜂蜜商事という金融業者の面接を受けた際、過去の金融機関からの借入を理由に不採用となるシーンにて、面接官から発せられたもの。筆記試験の出来栄えに自信を持っていた灰原が不採用の理由を尋ね、返されたのがこの言葉なのです。ちなみにこのセリフの前には「あんた!雇う雇わんはこちらの勝手なんやで!」という言葉も発せられていました。

灰原の過去の借入という不採用の理由を暗に仄めかしながら、同時にこの作品の世界観を予告し、さらには資本主義社会におけるビジネスというものを的確に表現しているという点が秀逸です。いわゆるマチ金や闇金といった手合いだけではなく、信用金庫や大手都市銀行といったまっとうな金融機関であっても、基本的に考えは同じであり、自分のペースに相手を取り込んで有利に仕事を進めることが重要であるということを示した名言と言えるのです。

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「エグいこともやらなアカン時があるが 大丈夫か?」

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こちらも第一巻の第一話に出てくるセリフです。前述の通り、前職場の社長に頼まれマチ金からの借り入れを行っていたことが理由で(その理由も、灰原本人には直接語られることはなく)、蜂蜜商事の面接官から、金融業界への就職はほぼ不可能と仄めかされた灰原。そんな折り、たまたま帝国金融の求人募集を目にして面接に訪れた際、金畑社長から発せられたのがこのセリフです。

この作品の概要を端的に表現しているとともに、いわゆるマチ金の人間もまた血の通った人間であると同時に、時には情にながされることなく、自分の務めを果たさなくならなくてはならないものだという真理をも表しています。

灰原はこの後、いきなり「追い込み」(借金取立て)の現場を見てみろと金畑に勧められ、桑田らの取立てに同行することになります。そこで、見たものは、資金繰りに行き詰った土木建築業者社長に、冷徹なまでに債権者として返済を求め、最終的には倒産を覚悟した社長から、全財産を吐き出させ、取立てを成功させるのでした。ただしこれは、この作品で描かれる「エグさ」のうちでも、ほんの軽いものに過ぎません。

「どんな金でも、金は金や!!」

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上記の通り、追い込みの現場を見学し、改めて帝国金融への入社を決意した灰原。金畑社長は入社祝いにと桑田に現金を渡し、いわゆる高級クラブに連れていかれます。

その席にて、桑田に金融業について聞かれ、もっと恐ろしいかと思っていたが、これほど本音で仕事をする職業は他にないとの旨を述べます。しかし、その一方、灰原はこの高級クラブの支払いは、件の追い込みで土建業者を結果的に倒産させたことで得たお金が元になっていることに、複雑な感情を表します。それに対して桑田が放ったのがこのひと言。続けて「そんな事に、いちいちこだわっていたらヘタ打つのがオチやで」と、金融業の心得を諭します。

どんな職業であっても、お金を稼ぐということは楽なことではありません。そして時にはどんな手段を使ったとしても、決められたお金を入手しない限り、人間というものは生きていけないという運命を示唆しています。

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「見つからなんだら すべてが許される」

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灰原が帝国金融に入社した初日、営業電話で早くも高高建設という会社の高橋社長を相手に新規開拓を果たし、300万円の現金を教育係の桑田とともに先方に届けに向います。その途中、レストランで食事をした際、あろうことか桑田はその300万円から1万円を引き抜き、食事の会計を済ませます。唖然とする灰原に対し、桑田が放ったのがこのひと言。

果たして299万円を高高建設に届けますが、高橋社長は資金繰りに切羽詰っており、お札をキチンと数えないままに300万円の領収書を桑田に手渡してしまうのです。

このエピソードが物語るのは2つ。ひとつ目は、どんな社会やシステム、はては法律にも、必ず抜け道やグレーゾーンというものが存在しており、発覚しなければまかり通ってしまうという現実。金融業界での過払い金問題はまさにこの点をついていました。どんな時代でも、賄賂や裏金といったものが無くならない理由も、ここにあると言えるでしょう。

もうひとつは、人間というものはピンチになると正常な判断や正しい行動ができなくなるという点。これは詐欺師がピンポイントで狙ってくるところでもあり、我々も気をつけなければならないことを覚えておきましょう。なお、この帰り道、桑田は「金は正直者に貸すもんやで」と言い放っています。

「自分がまいた種は自分で刈りとるんだ!!」

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灰原の初めての新規顧客であり、桑田が1万円をごまかした例の高高建設の高橋社長は、300万円を10回分割で借り入れ、3回の返済はキチンと行ったものの4回目でパンクし不渡りを出してしまいます。当然ながら、灰原は、当事者として教育係である桑田とともに、追い込みを担当しなければなりません。

この一報に接した灰原はつかの間、初めての新規顧客という情や、自分が顧客を初めて開拓できた喜びといった感傷に浸ります。できれば、追い込みからは外してもらいたいという弱気な心も頭をもたげますが、そうした感情を自分自身で否定し、金融屋としての使命と決意を新たにするのでした。

どんな職業でも、仕事の上で逃げてしまいたいと思うことは珍しいことではありません。そうした場合に、のるかそるかは、組織の中での存在感や立ち位置といったものに、大きな影響を及ぼすもの。見ている人は、そうした姿勢というものを、見ているものです。

「人間てのは どんなことにも慣れられるもんやで」

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不渡りを出した高高建設の高橋社長、その保証人となっていた市役所勤務の娘、高橋正子の元に追い込み(取立て)に向かう道中、先輩であり教育係でもある桑田が灰原に向かって放ったひと言です。

金融業者としての経験がまだ浅く、加えて初めての顧客という情もあり、灰原は、追い込みをかけることに躊躇いを隠しきれません。そんな時、桑田のようなキャラであれば「なに甘っちょろいことぬかしとんじゃボケ」といった暴言が出てきそうですが、実際に出てきたのは、人間の心理と真理を的確に表したこの名言。この作品が、単にえげつない世界を描いているだけではないということが、よく伝わってきます。

そしてもうひとつ、この言葉の裏には、借金はもとより、ギャンブルや麻薬、犯罪行為など、一線を超えてしまうと歯止めが効かなくなるという、人間の弱さや愚かさといったものも同時に表現しているという点が奥深いですね。

実際、この後に桑田は正子に対し、健康保険証を偽造して別のサラ金から借り入れることを入れ知恵。当初は逡巡し戸惑った正子も、その手段を使ってしまうのです。この出来事に、灰原は「ほんとうに人間はどんなことにでも慣れていけるものだな」と身をもって実感するのでした。

「金融とは良心を売って金を儲ける商売なんや!! それを忘れたらアカンで!!」

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結局のところ、この建設会社社長の娘、高橋正子は市役所の退職金プラス前述の身分証偽装によって別のマチ金からの借入金によって、帝国金融からの借金を完済しました。その晩、桑田に飲みに連れて行かれた酒席で、正子のこれからの行く末を心配する灰原に、桑田が放ったのがこの一喝。

まだまだ金融業者として、甘さや情といったものを捨てきれない灰原に対し、プロの厳しさというものを叩きこみます

しかし、その2ヶ月後、別の借金取りから追われている正子と偶然夜の繁華街で再会した桑田と灰原。借金取りをやり過ごし、飲食店に落ち着いた灰原は、正子の借金が以前より膨れ上がっている状態であることを聞かされます。

そこで灰原はせめてもの罪滅ぼしと、自己破産してしまうことを進言。他の金融業者は正子に手出しできなくなりました。ただしこれは、帝国金融からの借金は完済していたから出来たこと。もし、そうでない状態で灰原がこれをしてしまったら、帝国金融が損失を被ることになります。甘さや情の中にも、灰原の金融業者としての成長が垣間見えるエピソードですね。

「お前 2000万どうやって弁償できると思とんのや!!」

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高橋正子との一件を経て、金融業者としての成長を見せていた灰原。数十万円単位の小口客を順調に開拓していくなど、周囲からも褒められる事が多くなっていましたが、「好事魔多し」の格言の通り、大ピンチに直面することになります。不動産を担保とした2000万円の大口貸付という案件でしたが、実は初めから仕組まれていた詐欺で、灰原はまんまと引っかかってしまったのでした。

これは灰原が新規開拓の営業電話をかけたハッタリ不動産社長、林田功作によって仕組まれたもの。このハッタリ不動産は業績の悪化で資金繰りに四苦八苦していた状態で、まさに夜逃げ寸前の状態。そんなタイミングで灰原からの営業電話を受けた林田は、ある計略を思いつきます。それは、登記簿の偽装。法務局に出向き、登記簿ファイルから、全くの他人が所有する空き地のページをこっそり抜き取り、知り合いの印刷業者に袖の下を掴ませ偽装した登記簿を、また法務局でファイルにこっそり戻しておくという手口を使いました。

その上で、2000万円の融資を申し込んだ林田。灰原と桑田は偽造された登記簿にまんまと騙され、融資をしてしまうのでした。その後、ハッタリ不動産の不渡りの知らせを受け慌てて登記簿を法務局で再チェックしますが、ファイルはすでに林田によって本来のものに戻された後。もちろん林田は家族とともに行方をくらましていました。

このエピソードは、ハイリスク・ハイリターンの法則や、美味しい話には必ず裏があるという事実を物語っていると同時に、手練のプロでも失敗することは必ずあるということを教えてくれています。

さて、まさに林田にしてやられてしまった灰原と桑田ですが、もちろんそのまま黙って泣き寝入りするはずはありません。

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「ええか 桑田と灰原で草の根分けてでも 林田を探しだすんや(中略)捕まえるまでは会社に戻らん覚悟しとけ」 

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金畑社長は桑田と灰原のミスに「バカ者!!」と一喝。その上で、2000万で帝国金融が揺らぐことはないが、林田は絶対に許さないと厳命を下すのでした。

この報告の前、灰原はもちろん、桑田までもが、このまま逃げ出してしまいたいと珍しく弱気な顔を見せていたほど。しかし、金畑社長の命令により、即座に気持ちを切り替えて、林田の行方捜索に乗り出すあたりは、この上司にしてこの部下ありといったところでしょうか。

桑田はまず、偽の委任状をでっち上げ、市役所で林田の戸籍謄本を入手。本籍地が淡路島であることをつきとめ、林田の両親に身分を隠して接触。電話を借りるふりをして現在の林田の電話番号をメモ帳から盗み見ることに成功します。

電話番号から林田の居場所を突き止めようとしますが、当時のNTTは既にガードが固く、問い合せても教えてはもらえない状況。そこでNTTの女性職員をナンパしてねんごろになり、情報を引き出そうとするも、あえなく失敗(笑)。そのことを飲み屋で愚痴っていると、女将さんからのヒントを得て、林田本人に成りすまし、NTTの窓口で相談するフリをしながら書類を盗み見ることに成功。林田の居場所をついにつきとめたのでした。

このエピソードは、それこそ探偵もののような側面と同時に、失敗を取り戻すための覚悟や信念、諦めない気持ちといったものを教えられます。ちなみに、捕らえた林田に対しては、淡路島の両親が持つ山林に帝国金融が抵当権を打ち、返済が滞った場合は帝国金融がその山林を自由に処分できるという条件を課してカタをつけました。

「清水さん あなたはただの保証人じゃないのですよ 連帯保証人なんですよ」

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これは灰原が、社会保険事務所勤務の公務員、清水好実に対して突きつけた言葉になります。いきつけのスナック「下心」のママである川田京子との不倫関係に陥った清水は、川田から店の改装資金500万円の借り入れの連帯保証人となることを色仕掛けでせがまれ、お人好しにも判子をついてしまいました。その結果はご想像の通り・・・川田は現金を持ち去り、清水の前から忽然と姿を消したのでした。

それでもまだ、事の重大さを把握していない清水に対して、ガツンと重い一撃を与えたのが、灰原による連帯保証人とはなんたるかの説明でした。連帯保証人とは債務者と同じ責任を有しており、債務者が理由のいかんを問わず返済不可能となった場合いは、連帯保証人が全額返済しなければならない

青ざめ狼狽し、なんとか家族には秘密にして欲しいと懇願する清水に対し、灰原はこうなってしまった以上隠し通すのは不可能。正直に打ち明け、その上で協力を求めるか、さもなければ持ち家を競売あるいは任意売却にかけるしかないと、淡々として口調で告げるのでした。

今でこそ保証人制度、とりわけ連帯保証人になることの意味合いやリスクの大きさというものは知れ渡っていますが、本作品の連載当時は、まだ多くの方が軽い気持ちで引き受けてしまうということが多い時代でした。そんなタイミングで発表されたこのエピソードに、背筋が凍ったという方も多かったとか。そうしたことを広く知らしめたという点でも、これまた名言のひとつと言えるのではないでしょうか。

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「灰原 お前ちと甘いんと違うか!!国金や保証協会の追い込みとはワケが違うんやで!!」

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これは家族への打ち明けは待ってくれという清水の懇願をひとまず聞き入れ、また返済を72回払いにしてくれという報告を上げた灰原に対し、金畑社長から発せられた一喝。

金融業者として少しずつ成長しているものの、未だ甘さや情を見せがちな灰原への気合を入れ直すという意味の言葉であると同時に、マチ金がマチ金である存在理由――貸出審査は甘いが取立ては厳しい――を表す言葉としても機能しています。

これを受け、灰原は清水に家族へ打ち明けることを承諾させ――当然ながら修羅場となりましたが――預金から100万を返済させ、残りの400万はアルバイトと妻のパートで返済させていくとの話をまとめました。この成果に、金畑社長も「ええやろ 清水を潰すのが目的やない 回収するのが目的や」と理解を見せるのです。改めて、金畑社長は怒鳴るにしても、その効果や目的をキチンと計算しているということがうかがい知れるエピソードです。

ナニワ金融道は、まだまだ序盤。これからの展開は・・・

いかがでしたでしょうか?現代においても、仕事や借金に関する教訓や心構えとして、気づきやヒントを与えてくれることでしょう。

実は以上にご紹介したエピソードは、第1話から第14話まで(第2巻の前半まで)にすぎません。次回は帝国金融(灰原)が関わった政治家と選挙にまつわる話をメインにご紹介していきたいと思います。どうぞ続編にご期待ください。

『ナニワ金融道』の名言集 ~登場人物のセリフ編(2)~「バカ者!それを応じさすのがお前らの仕事やろが!」

ナニワ金融道(1) (講談社漫画文庫)

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