オリコの自動車ローン金利はなぜ高い?オリコオートローンのメリット・デメリットを解説

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オリコの自動車ローン金利はなぜ高い?オリコオートローンのメリット・デメリットを解説
この間、車を買い換えようと思って販売店に行ったら、オリコの自動車ローンをすすめられたんだよね。
えっ!もしかして、もう契約しちゃいました?
他の店もまわりたいからまだだけど…なんかまずかった?
オリコのオートローン(自動車ローン)は金利が高いので、何も考えないでローンを組んじゃうとあとが大変ですよ。
そうなんです。 販売代理店にすすめられてオリコ(株式会社オリエントコーポレーション)でマイカーローンを組んでしまったという人は多いと思いますが、実は、銀行などのマイカーローンと比べるとかなりの高金利。Yahoo!の知恵袋なんか見ていると、オリコのオートローンの返済や利息についての相談がうじゃうじゃ出てきます(笑)

今回は、「なぜ、オリコの自動車ローンの金利は高いのか?」そして、「オリコでローンを組むメリットはないのか?」にスポットをあててみたいと思います。

オリコのオートローン、具体的な金利は?

さて、では、仮にオリコで自動車ローン(オートローン)を組むとして、具体的な金利(分割手数料とも言います)はいくらなんでしょうか?

ぶっちゃけて言うと、

はっきりとはわかりません。
えっ!なにそれ!
まあまあ。これから説明します。

オリコの金利は販売店ごとに違う

オリコ 金利
オリコのホームページをスミからスミまで読んでも、具体的な金利情報は出てきません。それもそのはず。

オリコは信販会社ですが、オリコのオートローンは、すべて販売店経由で申し込む仕組みになっています(ネット申し込みにも対応していません)。

そして、販売店はオリコとの間に加盟店契約を結んでいます。加盟店になるには審査があり、「月にどのくらいの件数が見込めるか」とか、「1台あたりの単価はいくらぐらいか」「販売店の与信状況」などの情報をもとに、顧客に適用する金利と、オリコが徴収する手数料率をあらかじめ決めているのです。
つまり、店によって金利が変わってくる可能性があるってことか。
そういうことです。

多くのケースでは年率10%以上

このように、事前に金利がわかりづらいのがオリコの自動車ローン。販売店だけでなく、実際に購入する車両の価格や、頭金の有無、契約者の個人情報(個人信用情報)などによっても金利は変わってきます。

その中で、実際にオリコでマイカーローンを組んだという人の話を総合してみると、

(実質年率に換算して)10%前後で借りる人が多い

ようです。低い人では5%程度のケースもありましたが、中には「計算したら15%を超えていた」という人も・・・。
これって高いの?
「マイカーローン」として考えると、めちゃくちゃ高いです。

まず、下の各社の自動車ロ-ンの金利一覧を見てください。

▼各社の金利と限度額
会社/
商品名
金利(手数料:年率) 借入可能額
三菱UFJ銀行
ネットDEマイカーローン
1.850%~2.500%
(変動金利:2018年2月時点)
50万円~
1000万円
損保ジャパン日本興亜
ジャパンダネットマイカーローン
1.90%~2.85%
固定金利
20万円~
999万円
住信SBIネット銀行
MR.自動車ローン
2.775%~3.975%
(変動金利:2018年2月時点)
10万円~
1000万円
中央労働金庫(ろうきん)
カーライフローン
3.675%
(変動金利:2018年2月時点)
3.900%
(固定金利)
最高1000万円
ジャックス
パーソナルオートローン
3.9%
(固定金利)
最高500万円
アプラス
マイカーローン
1.90%~7.90% 10万円~
500万円
セディナ
マイカーローン
6.4%~8.4% 5万円~
300万円
銀行系マイカーローンは1%台から4%程度、信販系のローンでも最高で8%台です。

オリコの場合は実質年率に換算して10%超という人も多いので、マイカーローンの金利としてはかなり高いと言わざるをえません。

販売店では教えてくれない金利の損得

オリコの加盟店(提携店)は、2018年現在、18万店以上にのぼります。また、年間の利用者は150万人を超えるとのこと。

つまり、街の自動車販売店で車をローンで買おうとおもったら、かなりの確率でオリコをすすめられるというわけです。

販売店では、1件契約を取るごとに「手数料」がチャリーンと入ってきます。なので、契約者の獲得に必死です。

もちろん、ご丁寧に(提携していない)銀行や他社のマイカーローンとの比較なんてしてくれません。

おそらく、販売店でオリコと契約した人も、「『毎月いくらで、完済はいつ』という話はあっても、具体的な金利は聞いてないなあ。」という人も多いんじゃないでしょうか。

これが、あとで後悔するもと。どれだけ元金に上乗せして支払うことになるのか、契約時点ではしっかりした数字が見えてこないのが失敗の原因です。

オリコのオートローン金利がどれだけ負担になるのか。ためしに、200万円損保ジャパンのジャパンダネットマイカーローンで借りた場合と、オリコ(年率10%と仮定)で借りた場合の返済比較をしてみましょう。

▼200万借入返済比較
損保ジャパン
マイカーローン
オリコ
オートローン
借入金額 200万円 200万円
金利 2.40% 10.0%
支払回数
(返済期間)
60回
(5年間)
72回
(6年間)
月々返済額 35,406円 39,500円
支払総額 2,124,360円 2,667,720円
利息総額 124,360円 667,720円
返済期間は12ヵ月、返済総額は50万円以上の差が出てきました!

これを見ると、金利ってものすごく重要だと思いませんか?
びっくりした…こんなに違うんだね。
大切なのは、契約する前に、自分でしっかり条件を確認して決めること。販売店の耳ざわりのいい言葉だけ聞いてローンを組んでしまわないように、他のマイカーローンとも比較したうえで申し込むようにしましょう。

オリコの自動車ローンにメリットはないの?

オリコ メリット
さて、ここまでオリコのオートローンの金利は高い!ということを説明してきましたが、ではオリコでローンを組むメリットは何もないのでしょうか。

実はそういうわけでもないんです。でなければ、ここまでマイカーローンのシェアをトップクラスまで伸ばしてきていません。

以下に、オリコの自動車ローンのメリットを挙げておきます。

審査がゆるい

もしオリコオートローンの審査が厳しければ、販売店は安易にローンをすすめられませんよね。これでは、オリコと提携している意味がありません。

つまり、オリコとしても、ある程度は審査に通すことを前提に、バンバン契約を取ってもらっているわけです。

さきほども説明したとおり、オリコの加盟店は全国で18万店以上にのぼります。知名度があるため販売店が提携したがるという側面もありますが、もしオリコのローン審査が厳しく、なかなか契約が取れない、なんてことだったら、ここまで加盟店は増えていません。

「ローン審査が厳しくないから顧客にもすすめやすくなっている」ということですね。
たとえば、非正規雇用で働いている人、フリーターなどの低年収の人でも、実際にオリコのオートローンに通ったという実例があります。

審査がゆるめな代わりに、貸し倒れをのリスクを下げるため、金利(手数料)が高く設定されているのです。

審査に自信がない人にとっては、オリコのオートローンはありがたい存在でもあるといえるでしょう。

◆オリコで審査通過できない人はどんな人?

オリコはたしかに審査がゆるめですが、それでも落とされてしまう人がいます。

★年収に比べて、希望価格が高すぎる人
★債務整理や自己破産をしている人
★他社ローンの返済が滞っている人
★他社ローンでの借入れが多い人


とくに他社ローンの借り入れ・返済状況は、しっかりチェックされます。
不安のある方は、個人信用情報機関から自分の信用情報を取り寄せて、一度内容を確認してみた方がいいかもしれません。

審査が早く、手続きがかんたん

通常、銀行などのマイカーローンの場合、審査の結果が出るまでに数日、融資実行までに2週間…といったところもザラです。

ところが、オリコのオートローンは、早ければ当日中に審査の結果がわかります。ほとんど待たされることなく融資の可否がわかるので、スピーディな借り入れが可能です。

また、必要書類も、基本は「オリコとの契約書」のみ。(ケースによっては本人確認書類や収入確認書類が必要なこともあります)

車に関しての書類は販売店が用意しますから、契約者が提出する必要はありません。
めんどくさがりの人にはいいかも…
◆中古車も大丈夫?

オリコのオートローンは、新車だけではなく中古車の購入にも使えます。

実際、中古車販売店も数多くオリコと提携しています。オリコでのローンを考えている人は、販売会社に取扱いを確認してみてください。

4つの種類から返済方法によって選べる

オリコのオートローンには、4つの種類(プラン)があります。それぞれ、自分の状況にあわせて自由に選ぶことができます。
①ニューバジェットローン
②オリコオートリース
③残価設定型オートローン
④ツインリセットオートローン
①の「ニューバジェットローン」は、通常の一定額払いのほか、返済額を段階的に上げていったり、逆に下げていったり、余裕がない月には利息+1円だけにしたり…と、返済額が自由に設定できるプランです。

おそらく、これをすすめられる人が一番多いと思います。

②の「オリコオートリース」は、その名のとおり、車をオリコが購入する形をとり、オリコとリース契約を結んで、月々「リース料金」を支払っていく商品です。まとまったお金が必要ないのと、月々の負担が小さくおさえられるのがメリットです。

ただし、車の所有権はオリコになります。

③の「残価設定型オートローン」は、車両の下取り価格をあらかじめ引いた上で、残りの金額を返済していくローンです。一見良さそうに見えますが、こちらも完済まで所有権はオリコ。

また、完済したあと、そのまま乗り続ける場合には、下取り分をオリコに支払った上で所有権を自分に移す必要があります。

④の「ツインリセットオートローン」は、現在まだローンが残っている車を買い替えるというとき、買い替えたい車の代金と、もとの車の残債をひとつのローンにまとめて返済できるサービスです。

◆タイの自動車市場にも進出!

2015年より、オリコはタイの自動車ローン事業に進出しています。

現在、タイでは車社会が急速に発展してきています。新車販売台数もうなぎのぼり。それにともない、中古車市場もこれからどんどん伸びてくると予想されています。

それに目を付けたのがオリコ。タイではまだまだ車の価格も高いため、ローンを組んで購入するのが一般的です。そこでオリコは、現地で「オリコ・オート・リーシング」という会社を立ち上げ、5年間で200億円以上の債券残高を目指すと述べています。

ただ、タイでは、ローンの審査だけでなく支払いについても意識がゆるゆるらしいので、タイ人にきっちり返済をさせて利益を確保していくのはかなり大変かもしれません…。

オリコ以外のマイカーローンを借りるなら?

このように、オリコのオートローンにはちゃんとメリットもあります。

それでもあえて、言わせてください。

審査に自信がない人以外、ぜったいにオリコ以外でローンを組んだ方がオトクです。

それだけ、金利面でのデメリットは大きいです。

もしあなたが、年収が280万円以上あるという正社員の人なら、損保ジャパン日本興亜のジャパンダ・ネットマイカーローンがおすすめです。

金利(年率)は1.90%~2.85%ですから、ヘタをするとオリコの1/4以下…なんてことも。しかも、固定金利なので、完済までずーっとこの金利です。

変動金利ですが、三菱UfJ銀行のネットDEマイカーローンも金利が低くおすすめです。

年収が280万円以下で借りれない…という人には、住信SBIネット銀行のミスター自動車ローンがおすすめです。ミスター自動車ローンは車両の購入費用だけでなく、修理代・車検代やナビなどの周辺機器、これから免許を取る費用などをローンなども対象になっているので、利便性はバツグンです。

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