パチンコの借金で焼死・自殺!? ギャンブル中毒の末路。恐ろしい実例

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パチンコの借金で焼死・自殺!? ギャンブル中毒の末路。恐ろしい実例
24兆円以上という巨大な市場規模(※日本生産性本部「レジャー白書2015」より)で約1150万人の愛好者がいるパチンコ産業。一時期よりは業界の勢いが衰えたといわれていますが、いまだに「庶民の娯楽の王様」の地位は揺らいでいません。

国民的レジャーと呼ぶに相応しいパチンコ・パチスロですが、その一方でギャンブルとしての顔を持っています。本来は国から認可されたギャンブルではありませんが、いわゆる「三店方式」によって出玉の換金を可能にしました。つまり、1150万人のパチンコユーザーはそのままギャンブル愛好家であるといえます。

そして、ギャンブルであるがゆえに「借金苦」→「自殺」という末路をたどる人もたくさんいます。そんな悲惨なパチンコ借金地獄の実情 について書いてみました。

ギャンブルによる殺人事件に興味のある方は下の記事をどうぞ!

「自殺者の1割はパチンコ依存症」との驚くべき現実

パチンコ依存で自殺者が…
特にコアなパチンコ・パチスロファンを引き付けているのは射幸性の高い台。いわゆる「ハイリスク・ハイリターン」の機種です。これはなかなか大当たりしませんが、ひとたび当たれば連チャンで数万~数十万円を得ることもできます。しかし、そのギャンブル性の高さゆえに中毒状態になる人が続出。「借金してでもパチンコ・パチスロをやる」という中毒者を生んでおり、消費者金融や闇金に手を出す人が増加しています。
それだけでも問題ですが、恐ろしいことにパチンコ・パチスロの借金を苦に自殺する人も多いといわれています。

内閣府の調査によると、2015年の自殺者は2万3971人。原因別では「健康問題」が34.6%で最多ですが、第2位は「経済問題・生活苦」(12.5%)となっています。正確な統計は存在しませんが、ギャンブル依存症問題に取り組んでいるある地方議員は「自殺者総数のうち1割以上の約3000人がパチンコ依存症だった」と指摘しています。

また、パチンコ・パチスロで借金苦に陥って自殺した人のエピソードはネット上に数え切れないほど存在します。「ウチの近所のパチンコ屋で首釣り自殺があった」「パチ屋のトイレは自殺の名所」といった話もまことしやかに書き込まれています。当然、ネット上のエピソードの中には作り話やウソもあるでしょう。

しかし、実際に「パチンコ・パチスロで死んだ人」は少なからず存在し、ニュースでも報じられることがあります。近年起こった、そのような悲惨な実例を幾つか紹介したいと思います。

【実例1】「新幹線焼身自殺」事件のウラ側にパチンコ中毒

世間を震撼させた新幹線の「密室炎上」

2015年6月30日の午前11時半ごろ、新横浜~小田原間を走行していた東海道新幹線「のぞみ225号」の先頭車両で71歳の男が焼身自殺する事件が発生しました。ニュース番組や新聞などで連日取り上げられたため、記憶に残っている人は多いのではないでしょうか。

男は客室の最前部でガソリンをかぶり、ライターで自分に着火。天井が焼け落ちるほどの火災になりました。男のいた1号車だけでなく2号車まで煙が充満し、乗客たちは3号車まで逃げましたが、52歳の女性が巻き添えとなって気道熱傷による窒息で死亡。さらに乗客26名と乗務員2名の計28名が煙を吸いこむなどして重軽傷を負いました。

新幹線という「密室」で行われた焼身自殺は無関係な乗客の命を奪い、場合によってはもっと多数の人命を失わせかねない「自殺テロ」といえるものでした。

男が焼死したために詳しい動機は不明のまま。しかし、周囲の人たちの証言によって「借金」の存在が浮かび上がっています。

焼死した男はパチンコ好き…借金苦からの自暴自棄

男の出身地である岩手県に住む姉は「自殺の原因は借金だと思う」と、メディアの取材で明かしています。男は約10年前から複数の消費者金融などに借金をしており、返済に苦しんでいたそうです。

実際、男の自宅にあった遺品の中には、消費者金融や個人あてに借金を返済したとみられる明細が約200枚ありました。

借金の原因はギャンブル依存。特にパチンコが大好きで、勝った時には常連になっている中華料理店で店員にビールを奢ったり小遣いを渡すことがあったそうです。

しかし、男はパチンコにハマっていられるほど生活が楽ではありませんでした。事件の1年ほど前から空き缶の回収業に従事していましたが、その収入はスズメの涙。「年金」頼みの生活だったようです。ですが、男は「年金が少ない」とよく周囲に愚痴をこぼし、さらに「自殺してやる」と区役所の年金担当の職員を脅したこともありました。

年金12万円の「慎ましい生活」を破綻させたギャンブルの罠

男は家賃4万円の風呂なしアパートに住んでいましたが、大家さんに「家賃が高すぎる」と交渉し、1000円下げてもらったというのですから経済状態が厳しかったのは容易に推測できます。

年金の受給額は12万円。この額では普通に考えて生活はギリギリ。パチンコなどのギャンブルに手を出していれば、借金生活に陥るのは目に見えています。

この程度の収入では借金返済は楽でなく、一つの消費者金融や個人から借りては別の業者から借りて返済に充てるという自転車操業になってしまうでしょう。

もし男がパチンコ中毒になっていなければ貧しいながらも借金することなく生活し、焼身自殺という悲惨な最期を遂げることもなかったかもしれません。もちろん無関係な人たちを巻き込んだ身勝手さは許せない部分があります。しかし、パチンコ中毒、生活保護費を下回るほどの年金受給額の低さ……同情すべき要素もあり、ある意味では「被害者」といえなくもないでしょう。

【実例2】パチンコで負けて…悲しい一家心中事件

親子3人が死亡…10代の子供たちが巻き込まれた無理心中

2013年1月、神奈川県清川村の宮ケ瀬ダム近くの県道脇で埼玉県上尾市に住む親子3人が死亡しているのが発見されました。

路上に止まっていた乗用車の後部座席で中学1年の男子生徒(13)が死亡。さらに、20メートルほど離れた近くの橋の欄干で首を吊っているトラック運転手の父親(45)と定時制高校に通う姉(19)の遺体も見つかりました。

男子生徒の首にはロープで絞められたような痕がありましたが、車内に争った形跡はなし。父親と姉にも目立った外傷はなく、警察は「無理心中の可能性が高い」と判断しました。

息子と娘はこれからの時期。父親も仮に経済状態に問題があったとしても、まだ45歳なら十分にやり直せるでしょう。それなのになぜ一家心中しなくてはならなかったのかと不思議がられました。

動機は「パチンコで負けた」一発逆転を夢見るギャンブル中毒の危うさ

しかし、その動機は父親の母によって明らかになります。遺体発見の2日前となる1月10日に「今月2日に息子が『パチンコに負けた。自殺するしかない』と家を出ていった」と警察署に届けていたのです。

家を出てから1週間ほどさまよい、一家そろっての死を選択したということなのでしょうか。その最悪の決断にパチンコが大きくかかわっていたのは疑いようがないようです。

パチンコ中毒者の中には生活が困窮した際に「ギャンブルで借金返済」を狙う人が少なからず存在します。最終的には「ギャンブルで一発逆転」を考えて最後の大勝負に有り金をすべて賭け、人生の逆転を夢見てしまうようになります。ですが当然、そんなに簡単に勝てるようなら今のような状況になっていませんから大半が負けてしまいます。

もともとギャンブル中毒者は精神が不安定になっていることが多く、最後の勝負で負けたことで「すべて失った」と悲観的にあると死を選択してしまうことが多々あると指摘されています。この一家心中事件においても、最も悲惨な形でギャンブル中毒の症状が影響してしまった可能性は否定できないでしょう。

パチンコ・パチスロで借金返済できない科学的な理由

【実例3】パチンコ店のトイレで首吊り自殺

パチンコ店のトイレは「自殺の名所」とも

パチンコ店への「恨み」感じさせる自殺

2011年、年の瀬の迫った12月28日の夜に茨城県土浦市のパチンコ店のトイレで50~70代の男性の遺体が発見されました。

男性はトイレの個室のドアに針金をかけて首を吊っており、閉店前の見回りをしていた従業員が見つけて通報。搬送先の病院で死亡を確認。外傷はなく自殺の可能性が高いと判断されました。

警察の発表によると、店内の防犯カメラに男性が一人で来店する姿が映っており、そのままトイレに直行していました。この行動によって最初からパチンコ店で自殺する気だったことがうかがえます。

パチンコ店との因果関係ははっきりしていません。しかし、地元の人々らが書き込んでいるネット掲示板などでは「店の常連だったらしい」「かなり負けが込んでるみたいだった」「あの店でよく見かける人だった」との声が上がっています。真偽を断定することはできませんが、パチンコ店に対する恨みが「トイレで首つり自殺」という行動の背景にあった可能性はありそうです。

全国で流布する「パチンコ屋で自殺」のウワサ

これは氷山の一角とされ、各地のパチンコ店には必ずと言っていいほど「店の入り口で首を吊っていた」「トイレで自殺していた」「駐車場で練炭自殺した人がいる」といったウワサがあります。

パチンコやパチスロで身を持ち崩した人たちが、最後の死に場所として恨みを込めてパチンコ店を選ぶというのです。

ほとんどが「都市伝説」と考えられているフシもありますが、少なくとも筆者は、東京都板橋区の某パチンコ店の入り口でお婆さんが首を吊っていた事件が本当にあったことを知っています。果たしてどれほど「パチンコ屋で自殺」という事件が存在するのか正確な数は不明ですが、すべてが作り話とはいえないでしょう。

まとめ

なぜ「パチンコ依存症」の危険性が広まらないのか?

前述しただけでなく、パチンコ依存によって借金地獄に陥って自殺に至ったケースは想像以上に多いと考えられています。というのも、大半の報道は自殺の動機について「借金に悩んでいた」「経済的に困窮していた」と伝えるだけで終わり、その原因がパチンコであるかどうかは触れないためです。

自殺者がパチンコ依存症であったかについても言及されることはありません。

しかし、パチンコ依存に陥った人たちが自殺したり、お金欲しさに犯罪に走ってしまうパターンが少なくないのはギャンブル依存からの回復をサポートしている団体などからハッキリと指摘されています。

ではなぜ、メディアで「パチンコ依存症は恐ろしい」「借金や自殺の原因になる」といった報道があまりないのでしょうか。

その最大の要因はメディアの収益構造にあります。テレビや新聞、雑誌といった大手メディアは広告を出してくれるスポンサーあっての商売。近年、メディアにとっての大スポンサーになっているのがパチンコ店やパチンコメーカーなのです。

「パチンコ中毒」はタブー、スポンサーに勝てないメディア

テレビで盛んにパチンコ関連のCMが放映され、特に地方局は異常なほどパチンコ店のCMが流れています。また、新聞の折り込み広告などもパチンコ店のチラシが多く、どのメディアもパチンコマネーに頼っている部分が大きいのです。

もし「パチンコ依存症は危ない」といったパチンコ業界に不利な情報を流せば、大事なスポンサーを失いかねません。自殺や事件の報道でもパチンコが絡んでいるという情報は極力出さないように配慮しているようです。露骨に「パチンコ中毒」を扱うのはタブーともいわれています。

最近はスマホなどのゲームで月に数万~数十万円も課金してしまう「ソーシャルゲーム中毒」の危険性が指摘されていますが、ソーシャルゲームのメーカーはテレビ業界の大スポンサーになっているため、こちらも批判の的になることはありません。

いかに威勢のいいことを言っていても結局はスポンサーに逆らえないのが大手メディアなのです。

パチンコで死なないために…「中毒性」を認識すべき

今後も「パチンコ依存症」の危険性はメディアで広く喧伝されることはなく、中毒者が大幅に減ることはないでしょう。パチンコ業界は警察OBなどの天下りを積極的に受け入れているため、政府から問題視されることもありません。

危険性が周知されなければ、悲惨な事件は今後も絶えることなく起き続けてしまうと考えられます。

パチンコやパチスロは息抜き程度に遊ぶだけなら問題ありません。しかし、大当たりした瞬間にドーパミンなどの快楽物質が脳内に分泌するといわれ、中毒になりやすいと指摘されています。

また、競馬や競艇などの公営ギャンブルは「場所が遠い」「開催日が限られている」などの制限があるために極端にハマることは稀ですが、パチンコはどこの駅前にもあって年中無休で営業している店が少なくありません。

中毒になりやすくお金も早く失いやすい。悲惨な末路をたどってしまう人も決して少なくない。非常に危険な要素をはらんだギャンブルであると、誰もが肝に銘じておくべきだといえるでしょう。

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