プロミスおまとめローン・借り換えローンがオススメできない理由

この記事でわかること
もくじ
「銀行のおまとめローンといえば確かに低金利…。でも審査は厳しそうだし…。消費者金融であるプロミスなら…審査に通りやすいんじゃない?」
という口コミ情報を信じて、思ってこちらを選択する方もいるでしょう。ですが、結論から言ってしまうとプロミスのまとめローンはおすすめできません。
理由は簡単です。
審査が厳しすぎるからです。
消費者金融=審査に通りやすいと考えるのはとても危険です。
まずは審査について解説いたします。そして本当におすすめできる「おまとめローン」と、その理由をご説明いたします。
申込み数と審査通過数で選ぶ《おまとめローン総合ランキング》
プロミスおまとめローンがおすすめできない「3つの理由」

プロミスなら大手の消費者金融だし安心!今すぐおまとめローンの申し込みをして借金を減らしちゃおう!
…と思っている方。
ちょっと待ってください。
まずはここでご紹介する「プロミスでのおまとめがおすすめできない3つの理由」をぜひともチェック。これをチェックした上で申し込むということであれば止めませんが、何も知らないまま申し込んでしまうと絶対に損をします…。
(理由1)実は、審査が厳しい!
「え? 消費者金融は審査が甘いんじゃないの?」とおどろいてしまった方もいるはず。ここを勘違いして、プロミスなら絶対に審査に通るだろう~と申し込みをしてしまうと、多くの方が落とされます。
なぜ審査が厳しいのかというと、その理由はとても簡単。
おまとめローンを利用するのは、多重債務に苦しんでいる方だけだからです。
確かにそういった人のために用意されたのがおまとめローンではありますが、まるで審査基準が通常のカードローンに比べて甘くなっているかのように勘違いする人が跡を絶ちません。
真実は逆です。おまとめ専用ローンは、多くの多重債務者をお客として集めて、その中からほんの一握りの「返済能力の極めて高い人」だけにお金を貸します。そして、その他95%くらいの申込者はなんの説明もなく機械的に審査で落としてしまいます。
はっきり言ってしまうと、プロミスでのおまとめローン審査 で大きな金額が借りられるのは、収入が多い人。または公務員などの「離職率が低くて安定した職業の人だけ」です。
これはなにもプロミスのおまとめローンに限ったことではなく、アコムなどのおまとめローンにも当てはまることです。
★これだけは憶えておいてください
・よほど収入が安定している人以外は、おまとめ専用ローンに申込んではダメ!
95%の確率で審査に通りません。
・通常の消費者金融カードローンでおまとめしようとするのもダメ!
多重債務者が申し込むと、5万円くらいしか借りれません。(そして借入れ件数が増えてゆく)
じゃあどこに申し込めばいいの? という答えは後ほどくわしくご紹介します。
・よほど収入が安定している人以外は、おまとめ専用ローンに申込んではダメ!
95%の確率で審査に通りません。
・通常の消費者金融カードローンでおまとめしようとするのもダメ!
多重債務者が申し込むと、5万円くらいしか借りれません。(そして借入れ件数が増えてゆく)
(理由2)金利が高すぎる!
では「公務員や上場企業の正社員のような、安定した職業の人」なら、プロミスのおまとめローンに申込むべきでしょうか?実はこれもダメ。
こんなに高い金利で借入れをするなんて…あまりにももったいなさすぎます。
プロミスおまとめローンの金利は6.3%~17.8%の表示ですが、銀行のように「いくら借りたら金利はこれだけ」といった明確な表示がありません。(もちろん6.3%で借りれるわけがありません)
唯一、プロミスおまとめローンの公式サイト上に「ご返済例」として200万円借りた場合の金利が15%と表記されているので、仮にこれを信用したとして、金利的に有利な横浜銀行カードローンと比較してみましょう。
200万円借入で5年間で返済した場合の返済期間と利息差 |
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これ、おまとめローンの鉄則です。
(理由3)借り入れできる金額が少ない
まずは、おまとめローンでまとめたい金額をはっきりさせる必要があるのですが…300万円の借り入れをまとめるためにプロミスのおまとめローンに申し込み → カードローン審査に通った!ヤッター!と思っていたら…
借りられたのは100万円だけだった!
…そんなことは十分考えられます。
プロミスのおまとめローン限度額は300万円です。でも、この金額(限度額)が満額で借りられる人というのはごく一部で、先に紹介したように収入が多かったり、公務員の方です。
すると、残り200万円のためにまた他の金融機関から借入れをしなくてはならないのですが、実はそれは無理なのです。
なぜなら「おまとめ専用ローン」に申し込むと、その情報が信用情報機関にデータとして記録されるため、他のローンに申し込んだとしても、そのデータを参照されて「この人はおまとめをしているな」ということで審査に落とされてしまうのです。
それはプロミスおまとめローンの審査に通っても、通らなくても同じです。
消費者金融でおまとめする場合には、そんなリスクが存在します。あきらかにおすすめできません。
プロミスよりおすすめなおまとめローンは、どこか?

ではどこを選択するのが賢いの?というと、これは大手銀行の通常のカードローンです。
「銀行のカードローンは審査が厳しいのでは? だからこそ消費者金融を検討していたんだけど…」という方もいるでしょう。
しかし、そこが大きな誤解であり、盲点です。実は2015年現在、審査の敷居が最も低くてたくさん借りられるのは「大手銀行カードローン」なんです。その理由をご説明いたしましょう。
銀行カードローンが審査に通りやすい理由
当サイトではおまとめ専用のローンではなく、一般の大手銀行カードローン。そして、なぜ銀行は審査が通りやすいと言えるのかというと、審査を行う保証会社が消費者金融やクレジット会社だからです。一例を挙げると、オリックス銀行カードローンの保証会社は新生フィナンシャル株式会社という新生銀行の系列会社、またはオリックス・クレジット株式会社です。
それから三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)の保証会社は株式会社アコム。三井住友銀行カードローンの保証会社はSMBCコンシューマーファイナンス株式会社…実はこれプロミスなんです。
でも、いくら審査が甘いと言っても、消費者金融よりは厳しいんでしょう?
という声が聞こえてきそうですね。でも、これも間違い。少額であろうと、高額融資であろうと、銀行ローンの方が消費者ローンよりも審査の敷居は低いです。なぜなら、銀行に申し込む人のほうが、そもそも返済能力が高いからです。
これだけは憶えておいてください。
貸し倒れのリスクが低い状態だと、金利は低くなります(逆に、おまとめ専用ローンのように貸し倒れになりやすいローン商品は審査がめちゃくちゃに厳しい)。
「銀行融資は審査がきびしい」というイメージのために、そもそも申し込む人そのものの社会的信用度が高く、実際に貸し倒れ率も低いです。だから門戸をさらに広げて多重債務者に高額ローンの融資をしたりできるのです。
実際問題、銀行系では5件の借入れ件数がある人でも審査に通ることがあります。でもアコムでは5件の他社借入れがあると、審査に通ることはありません。
プロミスも同じです。
金利や限度額は良い?悪い?
金利や限度額についてもしっかり比較しておきたいところ。ここもチェックしておきましょう。人気の銀行カードローンと金利を比較
プロミスのおまとめローン金利は6.3%~17.8%。上限金利と下限金利にはかなり幅がありますが、実際にプロミスでおまとめをした場合、15.0%前後の金利が適用されるケースが多いようです。さきほどはイオン銀行と200万円借りた場合の比較をしてみましたが、さらに3社増やして「人気の銀行カードローン4社」と、金額別に金利を比較してみましょう。
▼プロミスの金利は不明確
▼銀行カードローンの金利一覧
利用限度額が以下の場合 | 三菱UFJ銀行 | オリックス銀行 | みずほ銀行カードローン | イオン銀行 |
---|---|---|---|---|
1000万円 | 設定なし | 設定なし | 設定なし | 設定なし |
800万円 | 設定なし | 1.7%~4.8% | 2.0% | 3.8% |
700万円 | 設定なし | 3.5%~5.8% | 4.5% | 3.8% |
600万円 | 設定なし | 3.5%~5.8% | 4.5% | 4.8% |
500万円 | 1.8%〜6.1% | 4.5%~8.8% | 5.0% | 4.8% |
400万円 | 6.1% | 4.5%~8.8% | 6.0% | 4.8% |
300万円 | 7.1% | 5.0%~12.8% | 7.0% | 7.8% |
250万円 | 8.1% | 5.0%~12.8% | 9.0% | 設定なし |
200万円 | 9.6% | 5.0%~12.8% | 9.0% | 8.8% |
150万円 | 11.6% | 6.0%~14.8% | 12.0% | 設定なし |
100万円 | 12.6% | 6.0%~14.8% | 12.0% | 8.8% |
100万円未満 (50万円) |
12.6%または14.6% | 12.0%~17.8% | 14.0% | 13.8% |
比較をするとどうしても銀行カードローンの金利の低さが目立ちますね。
仮に100万円の借入を希望した場合、イオン銀行では8.8%の金利で済んだものがプロミスだと15.0%かかってしまうこともあるわけです。この違いはかなり大きいです。
人気の銀行カードローンと限度額を比較
おまとめローンといえば複数の借り入れを一つにまとめるものなので、借りれる金額(融資限度額)が低いものでは意味がありません。人気おまとめローン・銀行ローンの融資限度額は次の通りです。▼ 融資限度額一覧
限度額 | 銀行名 |
---|---|
最高1000万円 | 東京スター銀行おまとめローン、住信FBIネット銀行Mr.カードローンなど |
最高800万円 | みずほ銀行カードローン、イオン銀行カードローン、オリックス銀行カードローン、三井住友銀行カードローン、りそな銀行プレミアムカードローンなど |
最高500万円 | 三菱UFJ銀行カードローンバンクイック、楽天銀行スーパーローン、アコムなど大手消費者金融各社 |
最高300万円 | プロミス貸金業法に基づくおまとめローン、アコム借り換え専用ローン |
※総量規制について
消費者金融から借り入れをする際には、総量規制の問題が関係してきます。つまり年収の1/3までしか借り入れができないというルールです。ただし、おまとめローンは総量規制対象外です。通常のプロミスのキャッシングとは違います。
◆借金返済のコツ
(総量規制の対象)
総量規制とは、貸金業に適用されるものです。仮にこの決まりを破ってお金を貸し付けてしまった場合、貸金業者にはペナルティがあります。
そのため、「既に消費者金融から年収の1/3を借りているけれど、業者を変えれば審査に受かるかも…」とは考えないようにしましょう。
なお、銀行は貸金業法ではなく銀行法に基づいて運営されているため、本来総量規制の対象にはならないのですが、最近は銀行カードローンの過剰融資が問題になっているため、銀行独自で総量規制をもうけるところが出てきました。
以前のように「年収関係なくたくさん借りれる」状況ではなくなってきたので、これから借り入れを考えている方はご注意ください。
(総量規制の対象)
総量規制とは、貸金業に適用されるものです。仮にこの決まりを破ってお金を貸し付けてしまった場合、貸金業者にはペナルティがあります。
そのため、「既に消費者金融から年収の1/3を借りているけれど、業者を変えれば審査に受かるかも…」とは考えないようにしましょう。
なお、銀行は貸金業法ではなく銀行法に基づいて運営されているため、本来総量規制の対象にはならないのですが、最近は銀行カードローンの過剰融資が問題になっているため、銀行独自で総量規制をもうけるところが出てきました。
以前のように「年収関係なくたくさん借りれる」状況ではなくなってきたので、これから借り入れを考えている方はご注意ください。
プロミスのおまとめローンに関する基本スペック
銀行がおすすめなのはわかったけれど、プロミスのおまとめローン基本スペックはどんな感じなの?と疑問に思っている方のために、こちらもご紹介しておきましょう。
金利6.3%~17.8%
最短即日で利用可能
1万円~ 300万円までの借入が可能
担保・保証人不要
店頭・自動契約機で申し込み
プロミスによる他社返済振込代行
▼ 基本情報
実質年利 | 6.3%~17.8% | 限度額 | 300万円 |
---|---|---|---|
担保・保証人 | 不要 | 審査時間 | 最短即日 |
融資スピード | 最短即日 | 借入診断 | なし (キャッシングのみ) |
使えるATM | ![]() |
● 申し込み条件
年齢20歳~65歳以下で本人に安定した収入のある方ならば申し込みが可能です。
パートやアルバイト、非正規雇用者でない派遣社員などでも安定した収入があれば申し込みは可能ですが、実際には希望融資額が多くなると公務員などの離職率の低い職業、または収入が多い方でなければ厳しいと言えます。
プロミスのおまとめローンについて知っておきたいこと
プロミスの審査に通らない原因は?
審査に通らない理由として考えられることはいくつかあります。● 借り入れ件数が多い
おまとめローンは複数の借り入れがある人が検討するものではありますが、借入額や借入件数が多ければ多いほど審査では不利になってしまいます。
プロミスのおまとめローンは審査基準が優しいとは言えないので、借り入れ件数は多くても3件までに抑えておきたいところです。
● 通常のキャッシングに申し込んでしまっている
おまとめローンの申し込みをする際には、どうしても希望金額が大きくなりますよね。ですが、おまとめローンには「年収の1/3を超える額の借り入れができない」という決まりである総量規制の対称にはなりません。
しかし、おまとめローンに申し込んだつもりが通常のキャッシングに申し込んでしまい、総量規制に引っ掛かってしまっているという方もいるようです。
こういった凡ミスで審査に落ちてしまうともったいないので注意しましょう。
● 申し込みブラックになっている
プロミス以外にも検討しているおまとめローンがいくつかあったものの、そちらの審査には全て落ちてしまったという方、焦って立て続けに申し込んではいけません。
このように複数の審査に立て続けに申し込みをしてしまうと、かなりお金に余裕がない人=返済が滞りやすい人と判断されてしまい、「申し込みブラック」と呼ばれる状況になってしまうこともあるのです。
1ヶ月に申し込む数は3つ以内、できることならば2つ以内に押さえておきましょう。
また、申し込みブラックとは違いますが、他社の返済に延滞があったりすると審査はかなり厳しくなります。
プロミスおまとめローンのメリット・デメリット
メリットやデメリットをまとめると次のようになります。● メリット
・他社返済先に振込み返済を代行してくれる
・審査に通ると担当者がついて対応
● デメリット
・審査が厳しい
・銀行よりも金利が高い
・限度額が少ない
・プロミスで借りていると申込めない
・ここで申し込むと、もう他のローンでは借りられない
契約までの手順

本人確認書類と収入を証明する書類を用意し、自動契約機、あるいはお客様サービスプラザで申込みます。
本人確認書類
・自動車運転免許証
・「健康保険証」+「1点(例:住民票)」
・パスポート
収入の証明書類
・最新の源泉徴収票
・最新の確定申告書
・最新の税額通知書・所得(課税)証明書
・給与明細(直近2ヶ月と賞与の明細書1年ぶん)
その場で審査が行われ、審査に通れば借入先へ利用者の名前でプロミスが振り込みをしてくれます。・自動車運転免許証
・「健康保険証」+「1点(例:住民票)」
・パスポート
収入の証明書類
・最新の源泉徴収票
・最新の確定申告書
・最新の税額通知書・所得(課税)証明書
・給与明細(直近2ヶ月と賞与の明細書1年ぶん)
あとはプロミスに対して返済をする形です。
プロミスで増額は可能?うまく活用して借金返済
既にプロミスから借り入れを行っていて、増額を検討しているという方もいるでしょう。そういった方のために、プロミスでの増額を成功させるコツや、うまく活用するポイントについてご紹介します。
プロミス増額をうまく活用するには
そもそも既にプロミスから借り入れを行っている人は「プロミスの貸金業法に基づくおまとめローン」には申し込めません。そんな方にはプロミスでの増額をおすすめします。
増額をするというとどうしてもマイナスのイメージを持ってしまうかもしれませんが、うまく活用する方法があります。
それは、プロミスを増額して得た借入金でその他の借り入れ先をひとつでも多く完済するということ。
先に紹介したように、消費者金融よりも銀行でおまとめをしたほうが金利的にも限度額的にも魅力的です。しかし、借り入れ件数が多い方は銀行の審査に通りにくくなってしまうので、まずは借り入れ件数を減らすことから始めなければならないのです。
プロミスの増額が利用できるのであれば、他社からの借り入れを4件までに減らしておきましょう。(できれば3件が理想です)
つまり、銀行で低金利のおまとめをするためにプロミスの増額を活用するということ。ただ単に限度額を増やして借金を増やすのではなく、このように活用していきましょう。
増額審査パスのコツ
プロミスの増額審査をパスするためには、滞りなく返済を続ける必要があります。最低でも半年以上は滞納がないということが増額のための第一条件です。ただ、プロミスは審査が優しい業者とは言えないので、できることならば一年以上は滞納なく返済を行いましょう。
結局プロミスのおまとめローンを利用しないならどうするのが一番いいの?
プロミスのおまとめローンはおすすめしないとご紹介してきましたが、増額などで総合的な借り入れ件数を減らしたら銀行系のカードローンを検討してみてはどうでしょうか。例えば、アコムが保証会社の三菱UFJ銀行であれば、かなり利息を節減できる可能性があります。ただ、借り入れ件数が多いと借りられる金額が少なくなってしまうので、できれば他社からの借り入れは2~3社までに抑えておきたいところ。
銀行系のローンを検討しているのであれば、次のページもチェックしてみてはどうでしょうか。
まとめると、プロミスでおまとめローンを選択するよりも、銀行のカードローンを利用して借り入れを整理したほうが金利や限度額の面でも魅力的です。消費者金融での借り入れが増えるのは危険なので、プロミスの増枠などを活用して借り入れ件数を減らしたら銀行カードローンに乗り換えてみてください。
また、一本化が成功しやすい「おまとめ専用ローン」にこだわるなら、アイフルのおまとめローンもおすすめ。通常のキャッシングよりは厳しめですが、それでも銀行系のおまとめローンよりは審査通過しやすく、もちろん返済代行アリです。
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