総量規制とは?総量規制対象外のローンとは?

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総量規制とは?総量規制対象外のローンとは?

この記事でわかること

  • 総量規制を具体的に解説
  • 総量規制の計算方法
  • 総量規制対象外のローンとは?
  • 総量規制とクレジットカード

もくじ

借金について調べていると、よく「総量規制」という言葉が出てきますが、具体的にどういうものなのですか?

総量規制対象外のカードローンって、ないんですか?

簡単にまとめると、総量規制とは貸金業法で定められた「年収の3分の1以上の貸し付けを禁止する」ルールのことです。

ですが、銀行ローン、おまとめローンは総量規制の対象外です。つまり、もうこれ以上借り入れが一切できない(法律上)ということではありません。以下で、詳しく解説していきます。

総量規制を30秒で解説!

総量規制は過度な借金を防ぐために作られたもの
総量規制とは、年収の3分の1を限度額とし、それを超えた新たな借入を禁止するルール(法律)のことを言います。

これは、1990年頃から社会問題となっていた「過剰な借金の取り立て」から消費者を守るための仕組みで、2010年6月18日から貸金業法の一部(改正貸金業法)として完全施行されました。

このときに上限金利なども引き下げられています。

しかし、現状で借金に苦しんでいる人からすると、むしろ「首がまわらなくなる状態」になる可能性のある、厄介な問題です。

総量規制の計算方法は?(いくら借りれるの?)

総量規制はいくらまで?
総量規制とは「年収の1/3までしか借りれない法律」ですから、借りれる額の計算の仕方は、以下のようになります。
たとえば年収300万円の方でしたら、
総量規制は300万円×1/3=約100万円までとなりますし、

年収500万円の人の場合でしたら、
総量規制は500万円×1/3=約166万円までの借入れまでしかできません。

総量規制対象外のローンが知りたい!

さて、ココまで聞くと、「なんだ、やっぱりもう借り入れできないんじゃん!」って思っちゃいますよね。でも、実はこのルールには抜け道があるのです。

というのも、総量規制はあくまでも貸金業法におけるルールなので、銀行法によって運営されている銀行には(いまのところ)関係ないし、そもそも総量規制はおまとめ(専用)ローンまで禁止しているわけではないからです。同じ金融機関、金融会社といっても、消費者金融と銀行では適用される法律が違うってこと、頭に入れておいてくださいね。(ただし、最近では銀行カードローンの自主規制も厳しくなってきており、融資上限を年収の1/3までとするところも出てきました。年収の1/3を超えた高額融資を期待している人は注意してください。)


つまり、
・銀行カードローン
・おまとめローン
この2つに関してはその適用外となります。

ちなみに、消費者金融会社であったレイクが新生銀行グループに入ったのも、こんな事情があるからです。(※ちなみに「レイク」は、2018年4月より新生銀行での新規受付を停止します)

具体的に総量規制対象外となるローンをリストにしてみました。

総量規制対象外となるローン
1. 有価証券担保貸付け

2. 不動産担保貸付け

3. 売却予定不動産の売却代金により返済できる貸付け

4. 借りる人が一方的有利となる借換え⇒つまり、おまとめローン

5. 緊急の医療費(高額医療費を除く)の貸付け

6. 配偶者と併せた収入の3分の1以下の貸付け

7. 個人事業主に対する融資(事業者ローン)
難しい漢字が並んでいますが、大事なのは4番。「借りる人が一方的有利となる借換え」というのは少しわかりづらいですが、「毎月の返済額、借入残高や返済総額が少なくなること」を指します。

つまり、おまとめローンはオッケーなのです。総量規制の対象になる貸金業者(信販会社・消費者金融系など)でも、現在借りている金利より低金利なローンに一本化し利息を減らすなど、借り手に一方的に有利な借り換え、「おまとめローン」なら、例外として、貸付残高が年収の3分の1を超えても利用できるということです。

◆配偶者同意貸付
(または配偶者貸付)


「6.配偶者と併せた収入の3分の1以下の貸付」は専業主婦にとってはラッキーなルールです。名前は難しいですが、簡単に言うと、収入のない専業主婦でも配偶者、つまり旦那さんの同意があればお金を借りることができるという例外です。(もちろん旦那さんの年収の3分の1までですが…)

クレジットカードも総量規制の対象内?

クレカのショッピングは?リボ払いは?
いまや、大人ならほとんどの人が持っているクレジットカード。あれも厳密にいえば借金なんですよね。

ですが、クレジットカードで商品購入をしても、総量規制の対象にはなりません。クレジットカードを利用して借り入れ、つまりキャッシングをしたときのみ、総量規制の対象となります。

リボ払いと分割払いについても、総量規制の対象にはなりません。(リボルビング払い、分割払いについては、割賦販売法が適用されます。貸金業法は適用されません!)

◆注意!リボ払いは借金?

たったいま、リボ払いは総量規制の対象外、と書きましたが、リボ払いが借金であることには変わりありません。

ゼッタイに、「月々の返済金額が安い」というだけで、無計画に手を出さないように!

すでに多重債務者となっている人からすると面倒なルールですが、これからの利用者にとっては、総量規制は自分を借金地獄から守る大切なルールです。返済のために借り入れを繰り返してしまっている人は、これを機にご自身の返済計画を見直してみるといいでしょう。おまとめローンや、債務整理など道はたくさんあります。

このページでまとめた総量規制の抜け道を頭に入れて、上手にカードローンとつきあっていきましょう!

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