矢沢永吉の借金地獄! ~伝説のロッカーが背負った34億の借金地獄

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矢沢永吉の借金地獄! ~伝説のロッカーが背負った34億の借金地獄
「永ちゃん」の愛称でファンに親しまれている矢沢永吉さん。誰もが知るロック界の超大御所であり、60代になった現在も人気やカリスマ性は全く衰えません。日本を代表する伝説的ロックバンド「キャロル」時代から常に音楽界の第一線で活躍し、長者番付の常連としても知られた「BIG」な存在です。

借金もBIG!側近に騙され34億円の負債

そんな矢沢さんが莫大な借金を背負ったのは1998年。当時、矢沢さんはオーストラリアのゴールドコーストに録音スタジオや後進育成のための音楽スクールなどが入る24階建てビルの建設を計画し、銀行から借り入れた31億円で土地を購入。さらにプロジェクトの準備資金として約4億円を投じていました。

ところが、プロジェクトを任せていた側近である現地法人の役員と矢沢さんの個人事務所の経理責任者が結託し、矢沢さんが購入した土地を無断で金融機関に担保に入れ、融資を受けていました。つまり土地を「横領」していたわけです。これは当時ビッグスターをおそった「巨額横領事件」として世間を賑わせました。

この二人は横領で得た資金で別件のリゾート開発事業に投資していましたが、バブル崩壊の影響もあって失敗。土地は矢沢さんの意思とは無関係に競売にかけられ、第三者に売却されてしまいました。

二人は横領容疑で逮捕されましたが、矢沢さんの土地が戻ってくるわけではありません。結局、投資した資金の大半がパーになり、矢沢さんが一人で約34億円もの借金を背負うことになりました。

これはオーストラリア犯罪史上で2位の被害額であり、あまりの額の大きさに「さすがの矢沢永吉も終わりか…」とマスコミや芸能界でウワサされました。矢沢さん自身も事実を知ってから4日間も酒びたりの生活で意気消沈していたそうです。

しかし、相談した税理士に「今の矢沢さんなら返せない額じゃない」と言われたことで奮起します。

人気芸能人といえど、普通ならとても返せるとは思えない絶望的な額の借金返済に挑んだ矢沢さん。メディアでは6年で返済を終えたと伝えられていますが、本人が明かしたところによると「15、6年で完済した」とのことです。
矢沢栄吉の借金地獄に落ちるまで

伝説のロックバンド「キャロル」のボーカルとしてソロ活動でも成功

音楽ビジネスのプロジェクト用に土地購入や資金を投じるも、関係者が横領

バブル崩壊の影響もあり事業失敗。なんと1人で34億円もの負債を抱えることに…。

脅威の「34億円完済」を実現した永ちゃんのビジネス戦略

つい最近までかかったとはいえ、驚くべき返済能力です。そればかりか15億円の豪邸建設や3億円超のクルーザー建造など、決して辛気臭くなることなく大物らしいエピソードがポンポンと飛び出していました。この驚異的な稼ぎっぷりの裏には、矢沢さんの緻密なビジネス戦略があります。

矢沢さんは大手の事務所やレコード会社に頼らず、個人事務所と個人レーベルで活動しています。原盤権など権利関係を全て自分で管理することで、矢沢さんは収入を安定化させてきました。

矢沢さんの最大の収入源はコンサート。そして会場で売られるグッズ販売の収入が重要です。音楽不況でCDが売れなくなっている時代ですが、ライブツアーをやって一枚5000円のタオルを販売すればファンは必ずと言っていいほど買ってくれますから収入は莫大。そのグッズの権利を個人で持っているので、利益効率は非常に高くなります。

一部では、矢沢さんがライブの開始直前に「今日はどのタオルが出てない?」とスタッフに聞き、売れ行きの悪い色のタオルを巻いてステージに登場して販売促進するという逸話もまことしやかに伝えられています。事実かどうかは確かめようがありませんが、これも矢沢さんのビジネスセンスが優れている一面を表現したエピソードといえるでしょう。

また、BIG伝説はこれだけではありません。2013年には初のディナーショーを開催。高級ホテルで2日間にわたって各440席が用意され、チケット代は一般的なディナーショー相場の最高額となる6万円。それでも1万人を超える応募があり、プラチナチケットになりました。6万円で計880席ですから、たった二晩で5280万円という驚異的な額を稼ぎ出した計算になります。

この商売上手ぶりが借金返済の大きな原動力になったのは間違いないでしょう。ミュージシャンというと「お金のことは無頓着」というのが美徳とされている風潮がありますが、実際のところ経済的に困窮すれば活動すらままならなくなります。普通のミュージシャンなら34億円の借金で潰れていたかもしれません。しかし、矢沢さんは「お金」から逃げることなく、しっかりとした経済意識をもって成り上がってきたから復活できたのです。

信者を増やす人間「永ちゃん」の「誠実さ」

ですが、当然ながらビジネスが上手いだけではここまで上りつめることはできません。単なる銭ゲバであれば肝心のファンに愛想をつかされ、矢沢さんのようなカリスマ性を得ることはできないでしょう。

矢沢さんのコンサートは「リピーター」が非常に多いことで有名です。一度でも見に行ったら矢沢さんのパフォーマンスの凄さに魅了され、信者になってしまうのです。ファンをガッカリさせることのない満足度の高いコンサートを続けることで、お客さんは新譜が発売されれば必ず買う、コンサートにも絶対に駆けつけるという熱狂的なファンになってくれます。矢沢さんに魅了された「信者」は周囲の知人に「布教」してくれますから、新たなファンを増やすことにもつながります。

つまりスターでありながら、誠実に「お客さんを満足させる」ということを長年実践し、仕事として続けてきた結果なのです。簡単にできることではありませんが、しっかりしたビジネス力とファンとの強い信頼関係があったからこそ莫大な借金を返済することができたといえるでしょう。

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